硬式空手とは?


 硬式空手とは、スーパーセーフと呼ばれる安全防具を装着し直接
打撃を行い、ポイントにより勝敗を決定する試合方式をとる空手です。

 スーパーセーフという防具は一度くらい目にした方も多いと思いま
すが、宇宙飛行士のようなあの面です。頭部に装着する面は、正
面が強化プラスチックでできた半球形のフィールドで覆われており
、かなりの強さの打撃でも力を逃すことが可能と言われています。
これにより、上段への直接打撃が可能となりました。胴に装着する
プロテクターもかなり丈夫で、余程のことがなければ怪我をするこ
とはありません。



 手・足は最近では、拳サポーター・脛サポーターの着用を義務付け
る大会が殆どです。空手の武道性という面から考えれば素手が理
想ですが、スーパーセーフで手を怪我するケースも多いので、サポ
ーターの着用が望ましいといえます。
 試合は、正確な突き、打ち、蹴りを相手のスーパーセーフ(顔面及
び胴)に的確に決めることにより1ポイント(技あり)となります。
(上段の蹴り技は2ポイント)

 加点方式の為、審判の止めが入るまで攻防は続けられ、一度のコ
ンタクトで2ポイント入るというケースも多いです。また、両者に
1ポイントずつというケースも多いです。

 勝敗は試合時間内でポイントの多い方の勝ちとなります。ただし、
打撃によりダウンした場合は倒した方の一本となり、その時点で
試合は終わります。

 スーパーセーフ以外の部位への直接打撃は、反則となります。ま
た掴んだり、執拗なローキックも反則となり、2回目より相手のポ
イントとなります。場外も2回目より相手のポイントとなります。

 このようなルールの硬式空手は、安全性と実践性を兼ね備えた空
手と言えると思います。
TOPへ戻る